DHAと認知機能

魚油(フィッシュオイル)の主な有効成分は、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)です。このうちEPAは脳血液関門を通過しないので、記憶力や認知機能に関してはDHAが重要と考えられています。

DHA&EPAを豊富に含む青魚

DHAが記憶力を良くするかについては、臨床試験では、サプリメーカーが宣伝しているような効果はなく、非常に小さい効果しか認められないというお話をさせて頂きましたが、中高年の認知機能についてはどうか、調査してみました。

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クルクミン(ウコン)と認知機能

インドの人には認知症が少ないそうです。
その理由として、カレーに使われる代表的スパイスのターメリック(ウコン)の健康成分クルクミンのおかげだという説があります。

カレーのスパイス ウコンなど

それによると、ウコン(クルクミン)には次の効果があると主張されています。

  • ウコンは、BDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす
  • ウコンは、脳血液関門を通過して、活性酸素から脳や神経を守る(抗酸化作用がある)
  • ウコンは、アミロイドβを除去する

*アルツハイマー型認知症の場合、脳内にアミロイドβというタンパク質が溜まっていくこと原因ではないかとする仮説があります。

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ヘリオケアは認知機能を改善するか

飲む日焼け止めとして、テレビでも紹介されて話題になったヘリオケアの成分が、認知症にも効果があるという臨床試験があるので紹介します。

ヘリオケアの主成分は、Polypodium leucotomos(和名:ダイオウウラボシ)という大型のシダ植物の実から抽出されたアナプソス(anapsos)という物質です。

ヘリオケア

アナプソスの研究者によると、アナプソスはDNAを保護する作用があるので、皮膚細胞を紫外線から守るだけでなく、免疫機能を高めて、抗炎症効果、抗酸化効果、抗がん効果があるのだそうです。

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イトヒメハギは認知機能を改善するか

アルツハイマー型認知症の治療には、アリセプトなどと併用して、加味温胆湯(かみうんたんとう)という漢方薬が使われることが増えています。

加味温胆湯の主成分には、遠志(おんじ)という生薬が含まれていて、これがアルツハイマーに効果があるのではと考えられているからです。遠志(おんじ)はイトヒメハギ(英名:Polygala tenuifolia)の根から抽出したものです。

加味温胆湯

イトヒメハギは中国東部から東北部原産の多年草です。
漢方では、昔から記憶力の向上や認知症に使用されてきました。
漢方の用法では、乾燥した根を毎日3gから9g、お湯に浸したものを飲むようになっています。

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ホスファチジルセリン(PS)と認知機能

ホスファチジルセリン(PS)は、リン脂質とアミノ酸・セリンが結合したものです。
ホスファチジルセリン(PS)は、わたしたちの脳や神経の細胞膜にも存在して、脳の活動をサポートしています。

ホスファチジルセリン(ビタコスト社)

具体的には以下の脳の活動を支えています。

  • エネルギー源であるブドウ糖を取り込む
  • 脳の老廃物を排出する
  • 脳の血流を増やす
  • 抗酸化物質として、脳の老化を抑制する
  • 脳内物質(神経伝達物質)の生成する、など

記憶力サプリより)

このため、ホスファチジルセリン(PS)の摂取が、認知機能の向上に役立つと言われています。

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