DHA&EPAはヘモグロビンA1cを下げない

血糖値やヘモグロビンA1cの数値を改善するには、インスリンを分泌する「すい臓」の働きを正常に保つことが必要です。

「1日1分であらゆる疲れがとれる 耳ひっぱり」藤本靖:著(飛鳥新社)という本では、耳を呼吸に合わせてゆっくり引っ張ることで、すい臓を元気にしてインスリンの分泌量を増やしインスリン抵抗性を下げるという話がのっています。どれくらい効果があるかはわかりませんが、やってみると、すごく気持ちが良いので、試してみてはいかがでしょうか?

耳ひっぱりの本

さて、以前、DHA&EPAは血糖値を下げないという話をさせて頂きました。

では、ヘモグロビンA1cについてはというと、やはりまったく改善の効果はないようです。それでも、DHA&EPAの摂取と糖尿病のパラメーターの関係について、多くの試験が行われていますので、紹介させて頂きます。

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DHA&EPAのヘモグロビンA1cを下げる効果

DHA&EPAのヘモグロビンA1cへの効果

調査レベル:A
人を対象にした二重盲検比較試験が10件

効果レベル:D(効果なし)

10件の二重盲検試験のうち、DHA&EPAのヘモグロビンA1cを下げる効果があるとするものが3件、影響しないというものが5件、かえってヘモグロビンA1cを上げてしまうとするものが2件あります。

いずれにしろ、変動幅は小さく、効果はないと言って良いと思います。

効果あるとするものでも次の通りです。

多嚢胞性卵巣症候群の患者51人を対象にした実験で、毎日3.5gのフィッシュオイルを6週間投与されたグループは中性脂肪が下がった。また、経口的ブドウ糖負荷試験においてインスリン抵抗性の改善が認められた。ヘモグロビンA1cは、0.1%下がった。
(出典:Metabolism. 2011 Dec)

2型糖尿病の患者81人を対象にした試験で、1548mgのEPA と828mgのDHAを含んだ魚油を投与されたグループは、0.75%ヘモグロビンA1cが下がった。一方でプラセボ(偽薬)を与えられたグループは0.26%ヘモグロビンA1cが上昇している。
(出典:Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2010 Jun)

逆に、DHA&EPAがヘモグロビンA1cを上げてしまった実験でも、その程度は0.56%であったり(出典:Diabetes Care. 1994 Jan)、統計的に有意ではない(出典:Diabetes. 1988 Nov)とされています。

結論:魚油サプリ(DHA&EPA)を摂取しても、ヘモグロビンA1cには影響しない。
血糖値も下がらない。

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