DHA&EPA はインスリン抵抗性を改善しない

秋刀魚の美味しい季節になりましたね。
秋刀魚も青魚なので、DHA、EPAが豊富に含まれています。

青魚-サンマ

季節によって変わりますが、秋刀魚100gあたりの含有量は、DHAが 1400mg、EPAが 840mgとなっています。
焼いたりすると15%から20%損なわれますが、それでもサプリメントを飲むより多くのDHA&EPAが摂取できますので、塩焼きなどで食べる方がおすすめです。

参考:
サントリー DHA&EPAの場合、1日分4粒で、DHAは300mg、EPAは100mg に過ぎません。

さて、DHA&EPAとインスリン抵抗性の関係について調査しましたので、報告させて頂きます。

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DHA&EPAのインスリン抵抗性を改善する効果

DHA・EPAのインスリン抵抗性改善効果

調査レベル:A
人を対象にした二重盲検比較試験が10件、メタ分析が1件

効果レベル:D(効果なし)

試験では、11件中9件で、DHA&EPAのインスリン抵抗性を改善する効果は否定されています。

効果ありとするものも特殊なケースです。

非アルコール性脂肪肝の子ども60人を対象にした試験で、6ヵ月間250mgのDHAを摂取したグループも500mgのDHAを摂取したグループも、同様に、肝臓の脂肪が減少し、インスリン感受性指標も向上した。
(出典:Arch Dis Child. 2011 Apr)

効果なしは

高脂血症患者19人を対象にした試験で、4gのEPAを毎日14週間与えられたグループは、中性脂肪が、空腹時で24.4%、食後で26.3%も減少した。
しかし、血糖値に関する指標は悪化傾向にあった。ただし、有意な差とは言えない。
(インスリン抵抗性は、松田インスリン感受性指数で3.3から3.2へ少し悪化)
(出典:Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2011 Sep-Oct)

124人の健康な高齢者を対象にした試験で、6ヵ月間1gの魚油(180mg EPA, 120mg DHA)を摂取したグループもプラセボ(偽薬)のグループも、糖の代謝に関するパラメーターに差異はなかった。
(出典:Int J Vitam Nutr Res. 2010 Apr)

一般的には、魚油を摂取しても、インスリン抵抗性も血糖値もヘモグロビンA1cも改善しないのは明らかだと言ってよいようです。

結論:DHA&EPA はインスリン抵抗性を改善しない。

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