DHA&EPAの血圧を下げる効果は小さい

DHA&EPAを豊富に含んでいるフィッシュオイル(魚油)のサプリメントは、日本でも大人気です。本当によくCMを流していますね。

DHA&EPAを血液サラサラ成分と呼び、高血圧や動脈硬化の予防に効果はありそうです。では、本当にDHA&EPAは血圧を下げるのか、調べてみました。

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DHA&EPAの血圧に対する効果

DHA&EPAと血圧の関係

調査レベル:A
(人を対象にした二重盲検試験が5件)

効果レベル:C-(効果は非常に小さい)

二重盲検法による試験5件のうち、血圧を下げる効果について、4件が効果なし、1件が効果ありとなっています。

効果なしとするのは

155人の男性を若いグループ(18歳から45歳)と高齢(55歳から70歳)に分けて、それぞれ、1.35g、2.7g、4.05gのEPAを毎日12週間服用してもらったが、血圧に対しては偽薬と有意差はなかった。
(出典:Atherosclerosis. 2007 Jul)

などです。

唯一、効果ありとあったのは

20人の第2種糖尿病患者に、2.6gのフィッシュオイル(EPA 1.1g、DHA 1.5g)を6週間摂取してもらったところ、血圧と中性脂肪が下がった。
(出典:Diabetes Care. 1994 Jan)
なお、この実験では、糖尿病の数値であるヘモグロビンA1cは、0.56%(非常に小さい)だけ下がったとあります。

このように、プラセボ(偽薬)と比較する二重盲検試験では、あまり効果なし(効果レベル「D」)と言っても良いくらいです。
ただ、要因対照研究(コホート研究)やメタ分析では、DHA&EPAは効果ありとするものばかりなので、いちおう効果レベルは「C-」とさせて頂きます。

なお、DHA&EPAが動脈硬化の予防にならないかと言えば、そんなことはなくて、後でお話させて頂くように、中性脂肪を下げる効果、悪玉コレステロールを減らす効果は二重盲検試験でも「効果が高い」とされています。

まとめ:DHA&EPAは血圧を下げる効果は、たいへん小さい

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