茶カテキンとインスリン抵抗性

緑茶に含まれる茶カテキンは、

  • 体脂肪を減らす
  • 血圧を下げる
  • 悪玉コレステロールを減らす
  • アディポネクチン(内臓脂肪細胞から作り出される善玉物質)を増やす
  • 血流を良くする、など

の健康効果が言われています。

カテキンのサプリメント

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ただ、実際には茶カテキンに効果はあるものの、効果の程度としては顕著なものではありません。
毎日緑茶を飲むのは、もちろんたいへん結構なこと(美味しいですし…)ですが、わざわざ茶カテキンのサプリやトクホ製品を買うようなものではないと思います。

茶カテキンのインスリン抵抗性を改善する効果

緑茶カテキンのインスリン抵抗性を改善する効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が3件

効果レベル:C(効果は小さい)

3件の臨床試験中、2件で茶カテキンのインスリン抵抗性を改善する効果が認められています。1件では否定されています。

20歳から65歳までの1年以上糖尿病を患っている人、68人を対象にした試験で、856mgのECGC(緑茶カテキン)を16週間摂取したグループは、ヘモグロビンA1cが平均8.4%から8.0%に下がり、インスリン抵抗性を表すHOMA-IRの数値もやや改善した。
ただし、その他のパラメーターに変化はなかった。
(出典:Altern Med Rev. 2011 Jun)

23人の若い健康な男性を対象にして、
890mgのカテキン(うち、ECGC366mg)を摂取してもらったら、24時間でインスリン感受性が13%向上した。
(出典:Am J Clin Nutr. 2008 Mar)

効果なしは

88人の40歳から65歳の肥満男性を対象にした試験で、400mgの茶カテキンを8週間摂取したグループもプラゼボのグループも、インスリン抵抗性やその他の血糖値に関するパラメータに差はなかった。
(出典:Br J Nutr. 2009 Mar)

健康な人が緑茶を常飲することには一定の糖尿病予防効果があると思われますが、不健康な人が血糖値改善のために茶カテキンをサプリで摂取しても効果は薄いようです。

結論:茶カテキンのインスリン抵抗性を改善する効果は小さい

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