ローズヒップと関節炎

ローズヒップは、ロサ・カニーナ(和名:イヌバラ)というバラの果実です。
ハーブティーとして親しまれているほかに、ジャムなどとして食用になっています。

ローズヒップは、欧米では関節の健康に役立つと伝えられていて、関節炎の諸症状を緩和するとされています。

加えて、ローズヒップは、抗炎症効果があって、血圧を下げる、LDLコレステロールを減らす、美肌になる、シワを少なくする、痩せるなどの効果があると宣伝されていて、いくつかの臨床試験が行われています。

ローズヒップ・パウダー

用量としては、1日5-10gを毎日食べます。お茶にして飲む(ローズヒップティー)ことが一般的ですが、関節炎改善の目的では、乾燥粉末を食べ物と混ぜたり、お湯に溶かして飲んだりします。
副作用はとくに報告されておらず、1日40g食べた場合もとくに害はなかったとあります。

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ローズヒップの関節炎を改善する効果

ローズヒップの関節炎を改善する効果


調査レベル:B

人を対象にした二重盲検比較試験が3件

効果レベル:C+(効果はある)

3件の臨床試験中3件で、ローズヒップが関節炎の症状を改善する効果が認められています。

35歳以上のひざ、または腰の変形性関節症の患者80人を対象にした試験で、ローズヒップのパウダー2500mgを1日2回、計5gを3ヶ月間摂取したグループは、WOMACスコアが13%改善した。また、パラセタモール(鎮痛剤)と併用する場合、鎮痛剤の量を40%減らすことが出来た。
(出典:Scand J Rheumatol. 2005 Jul-Aug)

←ローズヒップはサプリメーカーから提供されたものですが、試験の独立性は保たれていると評価されています。

96人のひざ、または腰の変形性関節症患者を対象にした試験で、4ヶ月間毎日5gのローズヒップパウダーを摂取したグループは、関節症の治療中、関節痛が64.6%減少した。一方、プラセボ(偽薬)グループは35.4%の減少であった。また、日常の動作でも関節の可動性が改善した。
(出典:Current Therapeutic Research January 2003)

他に85人の変形性関節症患者を対象にした試験でも、「効果あり」となっています。
(出典:Phytomedicine. 2004 Jul)

以上から、ローズヒップは関節症の症状を少し改善したり、鎮痛剤の量を減らすことに役立つようです。

ただ、改善の程度としてはピクノジェノールなどには及びませんので、C+の評価とします。

まとめ:ローズヒップには、関節症の諸症状(痛みや動き)を少し改善する

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