レモンバームと記憶力

レモンバーム(メリッサ)は、南欧原産のシソ科の多年生ハーブです。
レモンバームには、古くから気持ちを落ち着かせ、不安感を減らす効果があると言われてきました。

また、認知機能の衰えを防いだり、記憶力を改善するという効能もあるように宣伝されています。

レモンバーム

今回は、レモンバームと記憶力の関係について調査してみました。

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レモンバームの記憶力を高める効果

レモンバームの記憶力アップ効果

調査レベル:C
人を対象にした二重盲検比較試験が2件


効果レベル:C-(効果は非常に小さい)

2件の臨床試験は全て短期間(1日から1週間)のもので、長期間服用による効果はわかっていません。

うち1件で、レモンバーム(メリッサ)は記憶力をアップさせるとなっています。でも、内容は微妙です。

20人の20代男女を対象にした試験で、 600, 1000, 1600mgのレモンバームを飲んだグループは、いずれも記憶の質は向上した。が、ワーキングメモリーに有意な変化はなかった。神経の処理スピードは多くのパラメーターでかえって低下した。
(出典:Neuropsychopharmacology. 2003 Oct)

15人の若い健康な女性に300-900mgのレモンバームを飲んでもらったところ、記憶の質は向上したが、記憶の総量は減少した。ワーキングメモリーに変化はなかった。
(出典:Pharmacol Biochem Behav. 2002 Jul)

レモンバームにはリラックス効果があり、その結果として、記憶の質は上がるようです。
といっても、ワーキングメモリーを増やすものではなく、記憶の量、神経処理速度を増すものではないので、学習能力の向上には役立ちにくいのではないでしょうか。

まとめ:レモンバームは記憶の質は上げるが、他の記憶力の要素を向上させるものではないと思われる。

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