ブルーベリーが血糖値を下げるのは、葉の方?

ブルーベリー(の実)の健康効果としては、血糖値を下げる効果が海外のサイトでは宣伝されているようです。
実際に、臨床試験でインスリン抵抗性が20%程度改善したという報告も出ています。1)

しかし、調べたところでは、ブルーベリーの実には、食後の血糖値の上昇を抑える効果も、空腹時血糖値を下げる効果も否定されています。

ブルーベリーの実と葉

その代わり、ブルーベリーの葉の抽出物の方には効果があるようで、4週間の摂取で、39mg/Lも空腹時血糖値が下がっているというデータがあります。2)
ブルーベリーの葉の効果は日本でも注目されていて、宮崎県と宮崎大学の共同研究がNHKの情報番組「あさイチ」で紹介されています。

以下では、ブルーベリーの実と血糖値の関係についての臨床試験の結果について書いています。

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ブルーベリーの血糖値を下げる効果

ブルーベリーの血糖値を下げる効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が3件、コーホート研究が2件

効果レベル:D(効果はない)

人を対象にした臨床試験では、5件中4件で、ブルーベリー(の実)の血圧を下げる効果は否定されています。

健康な14人を対象にした試験で、3週間75gのブルーベリーを毎日食べたグループは、高炭水化物・低脂肪の食事の後の血糖値はプラセボ(偽薬)グループと変化はなかった。
が、リボタンパク質の酸化は減少し、血中の抗酸化能力は向上した。
(出典:Br J Nutr. 2013 May)

メタボリック・シンドロームの患者48人(男性4人、女性44人)を対象にした試験で、50gのブルーベリー(アントシアニン 742mg、フェノール類1642mg相当)を毎日8週間食べたグループは、収縮期血圧が6%、拡張期血圧が4%下がった。酸化LDLが27%減少した。
しかし、血糖値には変化がなかった。
(出典:J Nutr. 2010 Sep)

他に、パンケーキに50gのブルーベリーを入れて食べさせた実験でも、中年男性に100gのブルーベリーを食べてもらった実験でも、血糖値に影響はないという結果になっています。

まとめ:ブルーベリー(の実)は、血糖値を下げない

ブルーベリーの葉については、今のところ、試験の独立性に疑問があります。
詳しい中立的な立場での調査が待たれます。

出典:
1)J Nutr. 2010 Oct
Bioactives In Blueberries Improve Insulin Sensitivity In Obese, Insulin-resistant Men And Women

2)Georgian Med News. 2006 Dec
Effect of Blueberin on fasting glucose, C-reactive protein and plasma aminotransferases, in female volunteers with diabetes type 2: double-blind, placebo controlled clinical study.
*Blueberin はブルーベリーの葉の抽出物を含んだサプリメント。

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