ブルーベリーの血圧を下げる効果は小さい

ブルーベリーのサプリメントには、北欧の野生種ビルベリーが用いられることが多いようです。CMでは、抗酸化成分アントシアニンが、栽培種の3倍以上含まれていると言っています。

ブルーベリー

ただ、栽培種でも品種や採取時期(夏か秋か)、栽培方法(露地栽培かハウス栽培か)によって、アントシアニンの含有量は何倍にも違ってきますので、実際にはそれほど差がない場合もあると考えられます。

さて、ブルーベリーには血管拡張作用のある一酸化窒素を増やして、血圧を下げると言われていますが、臨床試験ではどうなっているか調査してみました。

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ブルーベリーの血圧を下げる効果

ブルーベリーの血圧を下げる効果


調査レベル:C

人を対象にした二重盲検比較試験が1件、コーホート研究が1件

効果レベル:C(効果は小さい)

2件ともいちおうブルーベリーが血圧を下げるという結論になっていますが、その効果は大きなものではありません。

高血圧前期またはステージ1で閉経後の女性48人を対象にした試験で、8週間22gのフリ-ズドライのブルーベリー(アントシアニン 103mg、フェノール類185.9mg相当)を毎日食べたグループは、血圧が、138/80 から 131/75 に下がった。同様に、脈間脈波伝播速度も下がった。
(出典:J Acad Nutr Diet. 2015 Mar)

ただし、この試験については、米国のハイブッシュ・ブルーベリー協会と合衆国農務省の支援で行われているもので、中立性の問題が残ると思われます。

メタボリック・シンドロームの患者48人(男性4人、女性44人)を対象にした試験で、50gのブルーベリー(アントシアニン 742mg、フェノール類1642mg相当)を毎日8週間食べたグループは、収縮期血圧が6%、拡張期血圧が4%下がった。しかも酸化LDLが27%減少した。
(出典:J Nutr. 2010 Sep)

この試験は、シングル・ブラインドで行われています。
また、被験者の平均BMIが37.8ということで、たいへん太った方が対象になっています。

以上から、ブルーベリーは血圧を下げる可能性はあるものの、効果が顕著なのは現状ではハイリスクの高血圧患者に限られていると思われます。

とはいえ、ふだんからブルーベリーを多く食べることは、血管の健康に良いとしておすすめできるのではないでしょうか。

まとめ:ブルーベリーの血圧を下げる効果は小さい

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