ビタミンB3は中性脂肪を減らす効果があるが…

ナイアシン(ビタミンB3)は、必須ビタミンの1つです。
ナイアシンのサプリメント摂取は、中性脂肪の値を下げ、悪玉コレステロールを減らす効果があります。

ナイアシン(ビタミンB3)

一方で、過剰摂取はインスリン抵抗性を上昇させるという副作用があります。
また、一時的な肌の紅潮やほてりを引き起こす場合もあります。

そのため、ナイアシンの1日の摂取量は、サプリのラベルに記載されている用量を守らないといけません。
血糖値が気になる方にも、このサプリはおすすめできません。

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ナイアシンの中性脂肪を減らす効果

ナイアシン(ビタミンB3)の中性脂肪への効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が6件、コホート研究2件

効果レベル:B(顕著な効果がある)

3196人のスタチン療法を行っている患者に、毎日1,500-2,000mgのナイアシンを2年間摂ってもらったところ、スタチン療法だけの患者に比べて、LDLコレステロールが12%、中性脂肪が28.6%改善した。
(出典:N Engl J Med. 2011 Dec)

とはいえ、だからといって、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが、スタチン療法だけの患者に比べて減ったというわけではないようです。(=スタチン療法だけでもリスクは大きく減っている)


「スタチン」とは、血液中のコレステロール値を低下させる薬のことです。
スタチン療法を行うことで、高脂血症患者や糖尿病患者の心筋梗塞や脳血管障害の発症リスクが低下するとして、米国糖尿病協会などが推奨しています。日本でも勧める医師もいます。

心筋梗塞を起こしたことのある2840人(年齢30歳から64歳)に、3000mgのナイアシンを摂取してもらったところ、コレステロール、中性脂肪が減少した。さらに、5年後のフォローアップ調査でも減少していた。ただし、フォローアップ調査での死亡率自体には有意差はなかった。
(出典:JAMA. 1975 Jan)

糖尿病でない20人の肥満気味の男性20人に、2000mgのナイアシンを8週間与えたところ、中性脂肪が28%減少した。さらに、vLDLも68%減少し、善玉(HDL)コレステロールは17%増えた。
(出典:Horm Metab Res. 2014 Jun)

結論:ナイアシン(ビタミンB3)は、中性脂肪を下げる顕著な効果があります。

ナイアシンのサプリメントは、安価ですし、飲んでいる人が日本でも少なくないようですが、利用は用量に注意してされた方が良いようです。

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