ショウガの抗炎症作用

ショウガは、昔から中国でもインドでも香辛料として使われてきましたが、同時に薬としても用いられてきました。

とくに、吐き気やむかつきを和らげたり、消化を助ける効果については科学的に認められています。

ショウガ

また、抗炎症効果があるとされていますので、慢性の炎症や痛みに悩んでいる人は、ウコンと同様に常食されるのがおすすめです。(ウコンと違って毎日食べやすいですし…)

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ショウガの抗炎症効果

ショウガの抗炎症効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が3件、コーホート研究が1件

効果レベル:C+(効果はある)

3件の二重盲検比較試験すべてで抗炎症効果が認められています。

ショウガの根を毎日2g11日間摂取するという実験で、激しい運動をした後の筋肉痛が、生のショウガの場合は25%、熱処理したショウガの場合は23%減少した。
(出典:J Pain. 2010 Sep)

ひざの関節炎に悩む92人を対象にした実験で、ショウガの他シナモンやごま油を混ぜたものを6週間1日2回摂取したグループは、最初は効果がなかったが、4週間、6週間と経つにつれて痛みの指標が明らかに下がった。
(出典:Pak J Biol Sci. 2011 Jul)

任意に抽出した30人が参加した実験で、28日間2gのショウガエキスを毎日摂取することで大腸内の前炎症性のエイコサノイドが減らすことができた。
(出典:Cancer Prev Res (Phila). 2011 Nov)

エイコサノイドとは、簡単に言うと、体内で脂肪酸が代謝されてできる物質で、悪性のエイコサノイドは炎症の原因となるとされています。そして大腸内の炎症性エイコサノイドは大腸がんとの関連性が言われています。

このように、ショウガには、炎症を鎮める効果が期待されますが、程度としてはウコン(クルクミン)の方が顕著なようです。

でも、日本ではクルクミンを大量摂取する人は少ない(日本と海外ではサプリメントのクルクミン含有量がまったく違います)ので、慢性痛に悩んでいる人は、ショウガのサプリの方が安心して摂取できる面があります。

まとめ:ショウガには、ウコンには及ばないが、抗炎症効果がある。

【参考記事】
クルクミン(ウコン)の抗炎症作用は顕著である
ショウガと記憶力

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