ショウガと関節炎

ショウガは、漢方でもインドのアーユルヴェーダでも薬としても用いられてきました。
ショウガの作用は、クルクミン(ウコン)と似ているところがあります。

ショウガ

  • 炎症を鎮める
  • 大腸がんのリスクを下げる
  • 高齢者の記憶力の低下を抑制する
  • 悪玉コレステロールを減らす
  • 中性脂肪を減らす

などの効果が言われているからです。

今回は、関節炎について、ショウガが海外で人気ナンバーワンのクルクミン(ウコン)に近い効果があるか調べてみました。

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ショウガの関節炎を改善する効果

ショウガの関節炎を改善する効果

調査レベル:C
人を対象にした二重盲検比較試験が2件

効果レベル:C(効果は小さい)

ショウガと関節炎を調べた臨床試験2件は、ともに微妙なものとなっています。

1つは効果ありとなっていますが、実は中身は、ショウガを混ぜた軟膏です。

平均年齢52.2歳のひざ関節炎患者92人を対象にした試験で、ショウガとシナモンとマスチック(地中海沿岸に自生する常緑樹)とごま油を混ぜたものを軟膏にしたものを6週間塗ったグループは、ひざの痛み、関節のこわばり、可動範囲において著しく改善した。
(出典:Pak J Biol Sci. 2011 Jul 1)

もう1つは、本試験では効果がありでしたが、続けて行われた2次試験を含めると、全体的に見ると効果はないことになっています。

75人のひざ、または腰の関節炎患者に対して行われた試験で、ショウガエキス170mgを1日3回、計510mgを飲んだグループは、鎮痛剤イブプロフェンには及ばなかったが、痛みが軽減した。しかし、次に行われたクロスオーバー試験では、プラセボ(偽薬)グループと統計的に有意な差はなかった。副作用は見られなかった。
(出典:Osteoarthritis Cartilage. 2000 Jan)

まとめ:ショウガの関節炎の症状を改善する効果は小さい。
クルクミン(ウコン)の方が効果が期待できる。

【 参考記事 】
クルクミン(ウコン)と関節炎
ショウガの抗炎症作用
ショウガは妊娠中のつわりを和らげる

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