クロムの血糖値を下げる効果 評価は分かれる

クロム(クロミウム)は、体内に微量に存在する必須ミネラルです。
クロムは、糖の代謝を正常化し、インスリン抵抗性を改善する働きがあるとして、海外では血糖値の改善するために、サプリメントで飲んでいる人も多いです。

日本でも、Amazonのレビューを見ると、糖尿病の方でサプリメントを利用し、効果を実感されている方も多いようです。

クロム(クロミウム)

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クロムの血糖値への効果

クロムの血糖値への効果

調査レベル:A
(人を対象にした二重盲検比較試験が25件)

効果レベル:C+(効果は小さい)

クロムの血糖値を下げる効果について、25件の二重盲検比較試験のなかで、
「効果あり」とするものが、10件
「効果なし」とするものが、15件
となっていて評価は分かれています。

効果ありとするものは

HbA1cが8.5%を超える糖尿病患者30人に、1mgのクロムを投与したところ、血糖値は平均11%下がった。HbA1cは、0.7%(10.2%→9.5%)改善した。
(出典:J Clin Biochem Nutr. 2008 Nov)

第2種糖尿病患者180人に、0.2mgまたは1mgのクロムを投与したところ、0.2mg投与されたグループは、空腹時血糖値が下がった。1mgのグループは、空腹時血糖値も食後の血糖値も下がった。
(出典:Diabetes. 1997 Nov)

「効果あり」の場合も、血糖値を著しく下げるようなことはないようです。
他方、効果なしとするものは

57人の第2種糖尿病患者に6ヵ月間0.4mgのクロムを投与したが、血糖値を下げる効果はほぼなかった。
(出典:Diabetes Care. 2007 May)

65歳以上の第2種糖尿病患者36人に12週間、1mgのクロムを飲んでもらったが、糖の代謝に影響はなかった。
(出典:Am Heart J. 2005 Apr)

などです。

クロムについては、ヘモグロビンA1c、インスリン分泌量、インスリン抵抗性についても調査がされていますが、そういった項目においても、いずれも効果レベルはC程度です。
したがって、使用者の口コミレベルでは高い評価を得てはいるものの、積極的にクロムのサプリメントでの摂取をすすめるものではないようです。

結論:クロムの血糖値を下げる効果は評価が分かれている

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