カフェインは記憶力に影響しない

コーヒーやお茶などに含まれるカフェインですが、記憶力に影響するのでしょうか?

カフェイン飲料飲むと頭が冴えて、記憶力がアップしそうですが、実際のところはそうとも言えないようです。

少なくとも飲み過ぎは良くないですし、運動能力は下げる可能性が高いです。

コーヒー

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カフェインの記憶力を高める効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が4件

効果レベル:D+(効果はない。ある条件下では効果があるかもしれない)

4件の臨床試験結果を見ると、一口に「効果あり」とか「効果なし」は言いにくいです。

59人を対象にした実験で、200mgのカフェインを摂取したグループのうち、外交的な性格の人たちはワーキングメモリーが増した。でも、内向的な性格の人には効果がなかった。この違いは、神経伝達物質ドーパミンが関係している可能性がある。
(出典:Biol Psychol. 2010 Dec)

外交的な人は、カフェインを摂取すると、ドーパミンがたくさん出て、学習意欲が高まるということかと思われます。

18歳から25歳の健康な男女72人(男女比は1:1)を対象にした実験で、75mgのカフェインだけを摂取したグループは、学習や言語の記憶力は向上しなかった。が、カフェインと一緒に75gのブドウ糖を摂ったら、記憶力がアップした。(ブドウ糖だけのときは変化なし)
(出典:Hum Psychopharmacol. 2010 Jun-Jul)

コーヒーを飲むときは、砂糖を入れた方が記憶力が良くなるようです。

102人のカフェインのライトユーザー(カフェインに依存もしていない)を対象に行われた実験では、450mgのカフェインを与えられたグループはワーキングメモリーが悪くなった。50mg, 150mgのグループについては興奮度や神経の処理速度は上がったが、ワーキングメモリーに差はなかった。
(出典:Psychopharmacology (Berl). 2006 May)

カフェインの摂り過ぎは記憶力(ワーキングメモリー)を悪くするようです。
缶コーヒー1本のカフェイン量は多いものだと150mgを超えるものもあります。
3本飲むと、摂り過ぎです。

缶コーヒー

61人を対象にした実験で、200mgのカフェインを摂取したグループは、知覚に関する記憶は高まったが、言語に関する記憶は変わらず、運動の記憶はかえって低下した。
(出典:Behav Brain Res. 2008 Nov)

スポーツをやる人は、コーヒーの摂り過ぎに注意した方が良いです。

結論:カフェインは記憶力への影響は条件次第である。摂り過ぎはかえって記憶力を悪くする。ただ、ブドウ糖も一緒に摂取すれば、記憶力がアップする可能性がある。

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