カカオエキスの血糖値を下げる効果は小さい

チョコレートの原料として使われるカカオは、世界中でその効果効能が研究されています。
カカオには、抗酸化作用の強いカカオポリフェノールや脳への刺激作用のあるテオブロミンが含まれています。

そのため、カカオの効果としてとくに注目されているのが、動脈硬化の予防と認知症から脳を守る効果です。

カカオ

期待されるたくさんの効果のなかで、今回は、カカオエキスの血糖値への効果を調査しました。

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カカオエキスの血糖値への効果

カカオエキスの血糖値を下げる効果

調査レベル:B
(人を対象にした二重盲検比較試験が6件、コホート研究4件)

効果レベル:C(効果は小さい)

カカオの血糖値を下げる効果について、6件の二重盲検比較試験のなかで、
「効果あり」とするものが、2件
「効果なし」とするものが、4件
となっていて、「効果なし」が優勢です。

「効果あり」とするものは

グレード1の高血圧の患者(未治療)20人に対して、100gのダークチョコレート(カカオポリフェノール87mg相当)を15日間食べてもらったところ、上の血圧が11.9、下の血圧が8.5(mmHg)下がった。あわせて、インスリン抵抗性も改善し、血糖値が下がった。
(出典:Hypertension. 2005 Aug)

注:
グレード1の高血圧は、収縮期血圧が140~159、拡張期血圧が90~99(mmHg)が該当します。

反対に、「効果なし」とするものは

治療中の第2種糖尿病患者41人に30日間ダークチョコレート(最高でカカオポリフェノール963mg、エピカテキン203mg含有)を食べさせたところ、血流は30%改善されたが、血糖値に有意差はなかった
(出典:J Am Coll Cardiol. 2008 Jun)

高血圧患者20人に、カカオポリフェノール900mg、エピカテキン174mgを含む飲み物を2週間飲んでもらったが、インスリン抵抗性は改善しなかった。
なお、血管拡張の効果はあった。
(出典:Am J Clin Nutr. 2008 Dec)

結論:カカオエキスの血糖値を下げる効果は小さい

【参考記事】
血糖値を下げるのにもっとも効果があるサプリは、ベルベリン
サラシアは、食後の血糖値の上昇を抑える

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