アルギニンの一酸化窒素を増やす効果は小さい

アルギニン(L-アルギニン)は、体内で一酸化窒素を生成する際に材料となるアミノ酸です。そのため、男性機能回復(ED対策)サプリとか増大サプリと称するものには、必ずと言って良いほど含まれている成分です。

L-アルギニン

といっても、アルギニンが不足する場合は問題でしょうが、過剰に摂取しても一酸化窒素が増えるとは限りません。そういう例は他のサプリでも多くあります。

ですから実際に「L-アルギニンを飲んだら体内で一酸化窒素が増える」のか調査してみました。

*一酸化窒素と血流、男性機能の関係については、クルクミン(ウコン)は一酸化窒素を増やすの記事を参照下さい。

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L-アルギニンの一酸化窒素を増やす効果

L-アルギニンの一酸化窒素を増やす効果

調査レベル:B
人を対象にした二重盲検比較試験が7件

効果レベル:C(効果は小さい)

7件中5件でL-アルギニンが血中の一酸化窒素濃度を増やしたことになっています。

33人の2型糖尿病患者を対象にした実験で、食餌療法と定期的な運動に加えてL-アルギニン8.3gを毎日3週間摂取したグループは、体内の一酸化窒素のパラメーターであるcGMPが増加した。その他血管内皮機能に関わる数値が改善した。
(出典:Am J Physiol Endocrinol Metab. 2006 Nov)

20人の健康な男女を対象にした実験で、1日2回3gのL-アルギニンのサプリメントを飲んだグループは、体内の一酸化窒素のパラメーターであるcGMPと尿中の一酸化窒素代謝物濃度は増加した。が、増加の程度は小さい。
(出典:Br J Clin Pharmacol. 2008 Jan)

残り2件で効果が否定されています。

10人の男性アスリートを対象にして、3日間6gのL-アルギニンを摂取してもらったが、一酸化窒素の指標も筋力も変化はなかった。
(出典:J Nutr Biochem. 2009 Jun)

若い人健康な人運動している人ほど効果がなく、肥満や運動不足の人には効果がありそうです。
とはいえ、効果の程度はあまり大きいものではありません。

結論:アルギニンの一酸化窒素を増やす効果は小さい

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